Dunk 3兄弟 競技内容及びルール
コンセプト
3種類のゴール目指してダンクシュート! 「床を転がしダンク・タンク、
坂を登ってダンク・ダンク、華麗にジャンプでダンク・ダンクー、
Dunk 3兄弟!」
フィールド構成
次の図を参照。
- フロア
-
フィールドはLowerフロアーと幅60[cm]のUpperフ
ロアー、傾斜約14度、幅40[cm]の斜面2箇所からなっている。それ
ぞれの陣地から斜面を利用してUpperフロアーに登ることができる。
競技場には、ボールがフィールド外に容易にでないよう適当なフェ
ンスが設置される。
- ゴール
-
フィールドにはゴールが3種類あり、それぞれの陣地にボトムゴー
ル、ミドルゴールが1つ、中心部分にセンターゴールが1つある。
センターゴールには、1辺40[cm]の正方形のバックボードが取り
付けられている。
ボトムゴールはlowerフロアーと同じ高さに、ミドルゴールは
30[cm],センターゴールは45[cm]の高さにある。ミドルゴール、セン
ターゴールは、フレーム及び網からなっており、曲線部分の半径は
13[cm]である。ボトムゴールはアクリルの板からなっている。
- ボール
-
中央に30個のテニスボールが4段積みで、最下段には16個の
ボールが正方形に並べられている。最下段のテニスボールは、5[mm]厚の板の位置決め穴によって配置されている。また、それぞれの陣地中央
に自陣の色の直径20[cm](質量約100[g])のゴムボールが置かれている。
競技時間
40秒
勝敗
勝敗は得点により決定する。基本的には、高いゴールに沢山のボールを
ゴールした方が勝ちである。得点の詳細は以下の通り。ただし、
得点の計算は競技修了後、マシンおよびボールの移動が停止してから
行なう。両者共得点がない場合は、自陣に多くのボールがある
方が勝者とする。
- 自陣のボトム、ミドルゴールのテニスボール1つにつき1点がその陣
地のマシンの得点となる。ただし、ボトムゴールは最大3点である。
- ゴムボールがミドルゴールに入ると5点その陣地のマシンの得点となる。ゴムボールの色は無関係である。
- センタゴールにゴムボールが入った場合、その色の競技者に10点、
またセンターゴールに入っているテニスボール1個につき1点がゴムボールの色の競技者の
ものとなる。センターゴールにゴムボールが入らなかった場合は、センター
ゴールに入っているテニスボールは競技に無関係となる。
- ボールがゴールに入っているとは、直接又は他のボールに接して間接的に
ゴールの内側に接していることである。ゴールの内側とは、ゴールの網の
内側及びゴールの上面である。
- 自陣にある斜面ならびにupperフロアーのミドルゴールの部分までは非干
渉地帯であり、相手のマシンはそこに入ってはならない。入った場合は失
格となる。尚、ゴールからボールを取り出すことは反則とはならない。
競技
競技は2人の対抗戦とする。各マシンはスターティングエリアからスタートする。
競技は「はじめ」の合図で始まり、この時電源のスイッチが入る。40秒後に電
源のスイッチが切られて競技は終了する。
制限
- マシン
- 分離型マシンは認めない
- 材料
- マシンは、下記の例外を除き、キットに含まれる材料、部品のみで
制作しなければならない. 例外は以下の通り.
- マシンショップに用意されているボルト、ナット、座金、
接着剤.ただし、これらをマシンの構造材料として使用してはならない.
- 電気絶縁体として使用されるビニールテープ.
- マシン内部で使用される潤滑剤.
- 何の機能も持たない飾り.
- エネルギー
- コンテストで使用できるエネルギーは
- 位置エネルギー.
- スプリングによる弾性エネルギー.
(ゴムバンドをこれに使用してはならない)
- アンビリカルから供給される電気および空気圧エネルギー
- 大きさおよび重さ
- 競技開始時に、マシンはスタートエリアを底面とする一
辺300mmの立方体に収まらなければならない.また、質量は4Kgを越え
てはならい.
コンテスト細則
- 安全性に問題のあるマシン、競技場に障害を与えるマシンは失格になる.
- ボールをフィールド外に故意に投げてはならない.
- コンテストでのマシンの準備および動作チェック時間は9
0秒以内とする.この条件を満たさない場合は失格とする.
- マシンの準備は電源が切れた状態で行い、両競技者の準備が完了した時点
で一度電源を入れ動作チェックを行う.コンテスト終了後は速やかにマシ
ンを撤去すること.
- 空気圧用チューブは別紙の指示に従い色分けしておくこと.(特に注意を払
うこと)
- マシンのセットおよび取り除きを補助するピットクルーは認めない.
- 全てのコンテストに同一のマシンを使用すること.
- 競技者はコンテスト中にマシン及びアンビリカルに触れてはならない.
- 競技場のフェンスの外壁はコンテストに使用してはならない.
- 相手のマシンを傷つける戦略は競技の精神に反するので許されない.
- 牽引力を増すために接着剤を使用することはできない.
- 競技場及び相手のマシンを潤滑剤で汚してはならない.
- 12V電源には12V用モーターのみの接続が許される.
- キット材料の化学的処理、およびリサイクル品の加工は許されない.
- 故意ではなくともルールに反して勝った場合には、勝利を取り消されるこ
とがある.
-
供給する空気圧エネルギーはエアシリンダ、回転型空気圧アクチュエー
タ以外には接続してはならない.
創造設計第一'99ページへもどります