2001年競技ルール
- 競技名称
- Voyager 2001. 新世紀の旅へ!
- コンセプト
- 2001年新世紀の始まり。前途多難に見えるこの新世紀を
'旅人'はどう乗り切れるか。舵切りは容易ではないが、進路は面舵か取舵か?
- フィールド構成
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- フロアー
- 横270cm,縦240cmのフラットなフィールドからなっており、手
前から70cmの中央に幅190cm,奥行き40cmのマジックトラップ(マジッ
クテープ[布ファスナー]の帯で、前側20cmがフック(硬い方)、後側20cmがループ(軟
らかい方))がフィールド中央にある。
全てのフロアーにはセンターラインが引かれている。センターラインで分けられ
た陣地には、それぞれのチームの色に塗られたスタートエリアとセー
フティゾーンがある。セイフティゾーンは、それぞれの陣地のフィー
ルドの、側面から幅115cmのエリアである。
- Sticky Object
- フィールド上には半径75mmの球18個と、一辺100mmの立
方体24個が図のように置かれている。球、立方体にはそれぞれルー
プ、フック両方のマジックテープが貼られ互いにくっつくことができ
る。(マジックテープの貼り方の詳細は後日掲示する。)
- Wheel
- フィールド奥20cm離れた中央に半径60cmのWheel(舵)が置かれており、
全面にフックのマジックテープが貼られている。ま
た、Wheelの最下点はフロアーから15cm下に位置している。このWheelはプラスマ
イナス90度回転したところでストッパーによりそれ以上回転しな
いようになっている。更に、Wheelはセンターラインが引かれており、
どちらに回転しているかを示す印が付けられている。
- 競技時間
- 40秒
- 勝敗
- 勝敗はWheelがどちら側に回転しているかにより決定される。
基本的には自陣の方にWheelの印を回転させた方が勝ちとなる。
勝敗の詳細は以下の通り。ただし、Wheelの角度の計測は競技修了後、マシンお
よびObjectの移動が停止してから行なう。Wheelがどちらにも回転
していない場合は、自陣に多くのObjectがある方が勝者とする。た
だし、ベスト8以上は再試合とする。
- マシンはフィールドから取り除き、Wheelが静止してから回転角度を計測
する。
- 各チームの色で示されるセーフティゾーンでは、相手のマシンはセーフティ
ゾーンにあるその陣地のマシンの一切の部分に触ってはならない。もし触った場
合は失格となる。マシンの部分がセーフティゾーンにあるとは、上から見
てその部分がセーフティゾーンの内側にあることであり、その判定は審判
が行なう。
競技
競技は2人の対抗戦とする。各マシンはスターティングエリアからスタートする。
競技は「はじめ」の合図で始まり40秒後に終了する。
制限
- マシン
- 分離型マシンは認めない
- 材料
- マシンは、下記の例外を除き、キットに含まれる材料、部品のみで
制作しなければならない.(黄色で塗られている昨年度の廃材は試作にのみ使用してよい。) 例外は以下の通り.
- マシンショップに用意されているボルト、ナット、座金、接着剤.ただし、
これらをマシンの構造材料として使用してはならない.
- 電気絶縁体として使用されるビニールテープ.
- マシン内部で使用される潤滑剤.
- 何の機能も持たない飾り.
- エネルギー
- コンテストで使用できるエネルギーは
- 位置エネルギー.
- スプリングによる弾性エネルギー.(ゴムバンドをこれに使用してはならな
い)
- コントローラユニットから供給される電気および空気圧エネルギー
- 大きさ及び重さ
- 競技開始時に、空気圧用PETボトルを除くマシン全体はスタートエリアを底面とする一
辺400mmの立方体}に収まらなければならない.また、本体質量は
4Kgを越えてはならい.
コンテスト細則
- 安全性に問題のあるマシン、競技場に障害を与えるマシンは失格になる.
- マシンは故意に直接Wheelに触れてはならない。また、Objectをフロアー
外に故意に投げてはならない.フロアーの外に出たObjectは、競技に無関係になるようその都度取り除く。
- コンテストでのマシンの準備およびコントロールユニットの装填、動作チェックの
合計時間は90秒以内とする. また、コンテスト終了後コントロールユニットは60秒以内に取り外さなければならない.
この条件を満たさない場合は失格とする.
- マシンの準備は制御が切れた状態で行い、両競技者の準備が完了した時点
で一度制御を接続し動作チェックを行う.コンテスト終了後は速やかにマシ
ンを撤去すること.
- 空気圧用チューブは別紙の指示に従い色分けしておくこと.(特に注意を払
うこと)
- マシンのセットおよび取り除きを補助するピットクルーは認めない.
- 全てのコンテストに同一のマシンを使用すること.
- 競技者はコンテスト中にマシン及び通信ケーブルに触れてはならない.
- 競技場のフェンスの外壁はコンテストに使用してはならない.
- 相手のマシンを傷つける戦略は競技の精神に反するので許されない.
- 牽引力を増すために接着剤を使用することはできない.
- 競技場及び相手のマシンを潤滑剤で汚してはならない.
- キット材料の化学的処理、およびリサイクル品の加工は許されない.
- 故意ではなくともルールに反して勝った場合には、勝利を取り消されるこ
とがある.
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